植物性乳酸菌と動物性乳酸菌

植物性乳酸菌と動物性乳酸菌の違い

人間や動物の腸以外に生息する乳酸菌は大きく「植物性」と「動物性」の2つに分けることができます。
それぞれの次のような特徴があります。

A.植物性乳酸菌

植物性の乳酸菌は野菜や穀物など植物由来の食べ物に生息します。
ブドウ糖、果糖、麦芽糖、ショ糖などさまざまな養分で増殖することができ、栄養の少ない過酷な環境でも生息することができます。
さまざまな微生物との共存も可能。
日本食では納豆や漬け物などに多く含まれています。

B.動物性乳酸菌

動物性の乳酸菌は基本的に動物の乳に生息します。
ヨーグルト、チーズ、乳酸菌飲料の他、魚の干物や発酵した肉にもたくさん含まれています。
ただし、最近のヨーグルトは植物性乳酸菌で発酵させているものもありますので、ヨーグルトだからといって必ずしも動物性乳酸菌というわけではありません。
植物性とのいちばんの違いとして挙げられるのが、糖が一定の濃度を保っており、栄養がたっぷりあるところでないと生息できないということです。

日本人には植物性乳酸菌のほうが相性がいい

植物性も動物性もどちらの乳酸菌も大切なのですが、昔から漬け物や納豆を食べてきた日本人には植物性乳酸菌のほうが相性が良いとされています。
植物性乳酸菌のメリットには次のようなものがあります。

1.菌が強い

栄養の少ない過酷な環境でも生息できるので、胃酸などの消化液にも強く、生きて腸まで届く率が動物性乳酸菌よりも高くなっています。

2.食物繊維も豊富

植物性乳酸菌が多く含まれている納豆や漬け物には食物繊維もたっぷり。
2つの相乗効果で腸内環境に改善に高い効果を発揮してくれます。

3.有用菌も豊富

他の菌との共存が可能なので、納豆や漬け物には乳酸菌の他に酵母菌や納豆菌など、さまざまな有用菌がいっしょに含まれており、それらもいっしょに摂取することができます。